検定試験とは
JIS X 8341-3:2016(以下JIS:2016と言う)の規格に基づいたWebコンテンツ検査員技量を検定して、株式会社インフォ・クリエイツ(以下IFCと言う)が検査員資格を発行する目的の試験です。
資格の有効性
IFCが提供するJIS:2016検査員としての検定資格は、IFC Libraを使用して行う検査及び検査証発行の有効性を証明する資格であり、他の検査手法での検査及び検査証の有効性を保証するものではありません。
資格取得者の個人情報取り扱い
・検定資格を取得した人の情報は、姓名、資格取得年月日、資格取得レベルは必ずIFCによって公表されます。
・資格取得者のメッセージ欄は、資格取得者自身が記述の上、IFCの同意をもって公表されます。
取得資格の取り消し
検定資格取得後に、IFCによる資格監査の結果不適格と判断されたときは、本人に通知後資格を停止、公開情報の公開を停止します。
資格取得後の就業機会
検定資格取得後に就業機会を得ることをIFCは約束するものではありません。
検定試験の受験条件
検定試験の受験には、IFC アクセシビリティ判定ツール(Libra)の他、IFCが指定する下記検査ツールの操作ができることが条件となります。操作経験の有無は問いません
・Libra(IFC)
・miChcker(総務省)
・W3Cバリデータサービス(W3C)
・カラーコントラストアナライザー(インフォアクシア)
・PEAT(University of Wisconsin System )http://trace.wisc.edu/peat/
・標準ブラウザ
・その他、Web技術の進化により適時、変更追加されます
検定レベル
検定試験は3段階のレベルを設定しています。
レベル 1
- HTML/CSSなどの技術や知識が無くても受験することができるレベルです。
- 資格取得後に検査できる達成基準項目数は14項目、関連する53の実装チェック項目の検査が行えるようになります。
- 資格取得後の検査業務はレベル3の資格を有する検査員の指示を受けて行えます。
レベル 2
- レベル1の資格を持ち、HTML/CSS等のWeb制作技術を有している人が受験できます。
- 資格取得後に検査できる達成基準項目数は、レベル1に12項目が追加合計26項目です。実装チェック項目は123項目の検査が行えるようになります。
- 資格取得後の検査業務はレベル3の資格を有する検査員の指示を受けて行えます。
レベル 3
- レベル1及び2の資格を持ち、HTML/CSS/PHP/JS等のWeb技術を使用したWeb制作/開発経験を有する人が受験できます。
- 資格取得後は、JIS X 8341-3:2016 ウェブコンテンツのガイドラインに関する要件のレベルAA全ての達成基準項目の検査が行えるようになります。
- 検査証にウェブアクセシビリティ検査責任者として表記ができます。
レベル 4
- レベル1,2及び3の資格を持ち、HTML/CSS/PHP/JS等のWeb技術を使用したWeb制作/開発経験を有する人が受験できます。
- 資格取得後は、WCAG 2.1で追加された達成基準項目の検査が行えるようになります。
- 検査証にウェブアクセシビリティ検査責任者として表記ができます。